2009年10月20日火曜日

インスピレーションを重んじる

有名な発明家のトマス・エディソンは、つぎのような名言でよく知られています。
「天才は一パーセントのインスピレーションと九十九パーセントの努力(パースピレーション)である」

成功と充実感にあふれた生活を手に入れるには勤勉さは不可欠だと思ういっぽうで、インスピレーションや世の中をよくすることに貢献したいと思う気持ちをつねにもっていることは、もっと重要な条件ではないかと思います。

世界の偉大な天才たちはみな、ほかの人たちの人生を豊かにしたいという願いに駆り立てられ、突き動かされいました。
彼らの人生を学べば、ほとんどの場合、その願いが強迫観念に近いものになっていたことがわかるでしょう。
彼らはそういった願いに夢中になり、心のすべての細胞を占領されていました。エディソンは自分の頭のなかにある画面で見た映像に駆り立てられて、それを現実のものにしようと思ったのです。
ポリオ・ワクチンを発見したジョナス・ソークは、その難病に苦しんでいる人びとをどうしても助けたいと思っていました。
そして、マリー・キュリーは、ラジウムの発見を通じて人類に役立ちたいと願っていたのです。

ウッドロー・ウィルソン元大統領はこういっています。

「あなたがたはたんに生計を立てるためにここにいるのではありません。よりよいビジョンをもって、希望となにかを成就しようとするよりすぐれた精神をもって、世界の人びとがもっと十分な暮らしを送れるようにするべく、あなたがたはここにいるのです。
あなたがたは、世界を豊かにするためにここにいるのです。
そして、その使命を忘れれば、自分自身を貧しくしえしまうでしょう」

自分の生活のなかで、あなたはどのくらいのインスピレーションを得ていますか?
月曜日の朝、ベッドからとびおきていますか?
それとも、全身に虚脱感をおぼえながら横たわっていますか?

あなたのインスピレーションのレベルが望ましい値より低いのであれば、自己啓発の本を読むか、モチベーションを与えるオーディオカセット・プログラムを聴いてください。
崇拝している人の公開講演に行ったり、二、三時間でいいですから、あなたにとって英雄である人物の伝記を読んでください。
自分のしていることに情熱を燃やしている人びと、人生から最善のものを引きだすことに打ちこんでいる人びとに時間をさくのです。

健全な量のインスピレーションが得られれば、あなたの生活はすぐにあらたな水準へと向上するでしょう。