2009年10月8日木曜日

弱点を自覚する

自分の弱点を知らなければ、それを克服することはできません。
ネガティブな習慣をなくす第一歩は、それを知ることです。

変えたいと思っている振る舞いを自覚すれば、
もっと役立つ振る舞いにすんなりと変えることができるでしょう。

作家として、私はテレビやラジオのトーク番組からたびたび声がかかります。
そういった番組に出演し始めた当初私はごく自然にふるまっていると思っていました。

司会者と会い、私の洞察を分かち合い、
電話をかけてきた人たちと私の著書に書いてある
アイディアについて話すことを楽しんでいました。

自分の声をテープに録音し、後で聞いたとき初めて、
それまで気づかなかったことを自覚したのです。

私はあまりに早口すぎました。実際、あまりに早口すぎて伝えたい要点が、
視聴者や聴取者になだれのように投げかける言葉の中に埋もれてしまっていることがわかりました。

自分の弱点を自覚することは、それを克服する第一歩でした。
私は、お気に入りに書店に行って、効果的なコミュニケーションに関する本を5冊買いました。

さらに、世界の一流講演者のスピーチが録音されている
オーディオカセットもひとそろい注文しました。

全国講演者協会にも入りました。
最後に、何かを教えてくれそうなメディアのパーソナリティたちに電話をかけて、
簡単なランチに招待したのです。

全員が快く応じてくれました。それから数週間、
テレビやラジオでの話し方を必死に勉強したおかげで、
もっと効果的にメッセージを伝えることができるようになりました。

そのうえ、弱点を自覚すれば、
つまり弱点に注意を払えばより多くの解決策が見つかることもわかりました。

たとえば、コミュニケーションをとりやすくするためには
ゆっくり話す必要があるとわかったとたん、
そのテーマに関するセミナーの新聞広告に気づきはじめたのです。

書店の棚にふさわしい本がならんでいることにも気づき
コーチしてくれる人たちを見つけることができました。

ですから、この先数週間、あなたの弱点についてゆっくり考え、
それらを、あなたの生き方に豊かさとエネルギーをもたらす力に変えるという誓いを立ててください。