ジョン・グアーレの戯曲「あなたまで6人」のなかで、登場人物のウイザが娘のテスと
会話をしているときに、次のような洞察を述べるシーンがあります。
どこかで読んだんだけど、地球にいる全ての人間は
たった六人で隔てられているんですって。「六人の隔たり」。
知人の知人という連鎖をたどっていくと、私たちと地球にいるほかの全員
のあいだには、それだけの隔たりしかないのよ。
アメリカ合衆国の大統領とも。ベニスの今度らの船頭とも。
誰だっていいの。私たちがそんなに近い存在だなんて、
なんだか元気がでてくるわね。
だって、正しい6人を見つけるだけで、
結びついてしまうんだから。
全ての人が新しいドアで、違う世界につながっているって言うのは
とても深遠な考えね。わたしとこの地球上にいるほかの全員との間には
6人の隔たりがある。
でも、その6人を見つけるのが難しいのよ。
ウイザの言うとおりです。あなたと私が、この地球上にいるほかの人たちから
せいぜい6人で隔てられていると考えると、何か深遠なものを感じます。
ウイザが言っている難しい問題、あなたとあなたがたどり着きたい
人物を結び付けてくれる正しい六人を見つけ出すことに関しても、
まさにその通りです。
私は、「ヒーローリスト」とよんでいるものを作ってみました。
死ぬまでに是非あってみたい100人の男女のリストです。
「引き寄せの法則」によれば、私たちは心を集中しているものを
引き寄せるそうですから、この「ヒーローリスト」は、私がもっとも尊敬している人々と
結びつく手助けをしてくれるでしょう。
「6次の隔たり」の法則のおかげで正しい人々の
連鎖を見つけることが出来、会いたい人に会えたことは一度ならずあります。
いつも驚くのですが、私のリストに乗っている人たち、
有名人、ビジネス・リーダー、プロの講演者などと、
しょっちゅう空港ですれちがったり、同じ会場でスピーチしたり
たまたま同じ店でランチを取ったりします。
ヒーローを書き出すという行為そのものが自覚を促して
彼らが近くに来ると、そっと教えてくれるのかもしれません。