成功した有意義な人生に見られるすばらしい特徴は、自己鍛錬です。
鍛錬すれば、やらなければいけないと思っているのになかなかやる気になれないことが
すべてできるようになります。
自己鍛錬しなければ、はっきりした目標をさだめ、
時間を有効に使い、他人に親切にし、つらい時期をのりきり、
健康を気にかけ、ポジティブな思考をすることは出来ません。
わたしは自己鍛錬の習慣を「愛のむち」とよんでいます。
というのも、自分に厳しくなることは、実はきわめて愛のこもった
行為だからです。わが身に厳格になれば、もっと慎重に人生を
送るようになります。
特定の日の流れに身を任せて漂う木の葉のように人生に対処するのではなく
自分の思うままに生きることが出来ます。
私がセミナーで教えているように、自分に厳しくなればなるほど、
人生はずっと快適になります。
結局のところ、人生の質は、選択と決断のしつによって決まるのです。
その範囲は、あなたが選んだ職業から、あなたが読む本、朝おきる時間、
一日の中で考え事をする時間にいたるまで、多岐にわたっています。
正しいと思っている選択をすることでつねに意志の力を示せば、
人生を再びコントロールできるようになります。
有能で、存分に力を発揮できる人々は、一番都合が良くて
楽なことに時間を費やしたりしません。
彼らは、心の声に耳を傾け、賢いことをする勇気を持っています。
そういった習慣を身につけることによって、すばらしい人物になるのです。
19世紀の生物学者のヘンリーはこう書いています。
「あらゆる教育の中でもっとも大切な成果は、
好むと好まないにかかわらず、やるべきときにやらなければならないことをする
能力を身につけることだろう。」
そして、アリストテレスは、この英知についてさらに違う表現をしています。
「何かをすることを学ぶとき、われわれは実際にそれをすることで学ぶ。
たとえば人は建てることで建築者になり、ハーブを奏でることでハーブ奏者となる。
おなじように、われわれは正しい行為をすることによって
正しい人間になり、自らを律することによって自制心が身につき、
勇気ある行動をとることによって勇敢になる。」
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