仏教の修道僧たちは、意志の力を強くする得意の戦略をもっていますー精神力と決意を生みだすために、その戦略は多くの文化で長年にわたって使われてきました。
それは沈黙の誓いです。
たとえ短いあいだでも黙っていれば、意志の力と自制が生まれます。
というのも、話したいという衝動に屈しないことで、意志に対して力をおよぼしているからです。
多くの人びとはしゃべりすぎています。
正確に、必要なことだけを伝えるのではなく、延々と話してしまいがちです。
それ自体が、自制のなさを物語っています。
自制とは、必要なkとおを正確に話し、必要以上にしゃべらずに、貴重な精神的エネルギーを残すことです。
考えぬいた、正確なスピーチは、明晰な思考と落ちついた心をもっている証にもなります。
きょう、自制を向上させるためにあなたがとれる戦略は、これから七日間、一日一時間の沈黙の誓いを守ることです。
その沈黙の時間中は、いっさいしゃべってはいけません。
どうしても話さなければならないときは、質問に対して、簡潔にてきぱきと答えるだけにしてください。
ゆうべ観たテレビの内容や今年の夏休みはどこですごしたいかなど、ぺらぺらしゃべってはいけません。
沈黙の誓いは、礼儀正しく、そして愛情をこめて取り入れることができます。
その目的は、あなたをもっと強くして、意志の力を高めることで、人間関係をさまたげることではありません。
ほんの数日で、内側から達成感と力がわきあがってくるのを感じるでしょう。
結果で判断してください。
結果そのものが物語ってくれます。